本当は途中まで別の記事を書いていたんですが、今回は急遽水管破孔についての話に変更しました。
というのも
現在進行形で弊社の水管が破孔しております💦
復旧した後に書いても良かったんですが、滅多にあることでもないし忘れないうちにこのタイミングで書いておくことにしました。
経緯
先日の土曜日に家でくつろいでいた所、会社の中央制御室からの電話が鳴りました。
もう嫌な予感しかしない・・・
休みの日に中央制御室から直接連絡が来る=100%トラブル絡み。しかも運転員さんでは対応出来ない重度のトラブルである可能性が非常に高い!!
恐る恐る電話に出ると案の上トラブル。しかも開口一番
「プラントが止まりました」
絶望だぁ・・・!!
止まった状況を聞くと炉内温度が急降下した後失火、それによりボイラーの運転にインターロックが掛かり停止したとのことで、状況的にこの時点で(多分炉内の水管が穴開いたな・・・)と考察しました。
なので運転の再起動は不可と判断しボイラーはそのまま立ち下げておくよう運転員さんに指示。その後は各部署の責任者に僕の方から連絡し会社へ緊急招集されました。
今日は長くなるなぁ・・・あぁ、さようなら僕の休日ちゃん・・・
僕が到着した頃にはすでに保全の方達も到着し業者さんへも連絡を取ってくれていました。
プラントの方は運転員さんの方でファンを全開で運転し砂を抜いて強制的に炉内を冷却する操作を行ってくれていました。
兎に角温度を下げないと炉内に入れないし、破孔したのが夕方で今から業者が来てもやることないので、炉内冷却操作を当直運転員さんにお任せした後、本格的な復旧は明日へ持ち越しとなりその日は解散。
・・・僕の出番、特になし!!
もう別に来なくても良かったんじゃ・・・いやいやそんなことはない。はずだ・・・
復旧へ向けての会議で派閥戦争勃発
その後は炉内を点検し破孔個所を特定、到着したメーカーや業者さんと補修工程を協議しましたが、ここで所長&副所長がゴネ出しました。
もっと工程詰めれるだろっ!!
ブローや水圧試験なんてやらんでも大丈夫!これで3日は短縮できる。
経営者目線からすれば当然でもあるのですが、1日でも早く起動して利益を出したい上層部は多少無茶してでも定検まで運転できれば良い。多少の不具合があっても定検で何とかする!と宣います。
しかしそれに対して今度は運転課長が
水管溶接してるのに水圧試験削るのはあり得ない!!ボイラーブローも絶対やる!!
と反論!!
定検まで持ったとしてもボイラーへのダメージは確実に累積されてしまう。工事は急いだとしても立ち上げ作業は例年通りのスケジュールで行うと譲りません。流石運転課長!
こうして売り上げを最優先に考えた所長派閥と設備を最優先に考えている運転課長派閥に分かれた弊社で喧々諤々の議論が繰り広げられました。
僕ですか?
僕は典型的なクズなのでどっちつかずな態度取りながら(早くおうちに帰りたい)とばかり考えていました。
最終的には水圧試験はやるけどブローの時間を減らして2日ほど早く復旧すると言う工程に変更され決着。
その後は急ピッチで破孔個所の補修のため各所水管の肉厚測定→破孔個所溶接補修→水管ブロー&水張り→水圧試験が行われる予定になっています。
早ければ今月末中には再起動できるはずなのでそれまで頑張ろうと思います。
とは言っても業者対応は保全課、起動に向けての準備は運転員さんがやってくれるので僕の出番は殆ど無いんですけどね。
・・・あれ?やっぱり僕の存在意味・・・
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